医療現場を実際に見て、医師や技師の説明を聞いて、製品やサービスのアイデア、潜在的な
ニーズを探るために、シリーズとして病院の医療現場を見学して頂くことを進めています。
今回は、薬剤部 薬剤部長・寺田 智祐 先生に、調剤の流れについて、主に薬剤部で使用して
いる調剤機器を中心に講義や現場の案内して頂きました。
まず寺田先生から現在薬剤部で実際に調剤の際に用いられている機器についての短いレク
チャーの後、2つのグループ(もう1つのグループの案内は森田真也先生に担当していた
だきました)に分かれて、化学療法管理室、製剤室、調剤室等へ案内して頂き、実際に機器を
紹介して頂きながら、調剤、薬の払い出しの実際について説明して頂きました。
医療の現場では様々なニーズに対して即興での創意工夫によって対応しているのが現状です、
直ぐに製品化できそうなものが未だ商品として存在していないことが多く、現場には未だ
実現できそうなニーズが数多く埋もれているのではないかと考えます。
また、現場では自動化により効率化安全を図っていることがうかがえました。とくに、調剤、
薬の払い出しで、使う薬のチェック、薬の分包、払い出された薬、在庫の管理等、人力での
ミスを回避するようコンピュータによる管理を進め、様々なところで自動化を行なっていま
した。
現場見学中と終了後に活発な質疑応答があり、参加者がいろいろなアイデアや気づきがあった
と思われます。
実施日時:平成30年7月13日(金曜日)14:30-16:00
実施場所:滋賀医科大学医学部附属病院内
実施時刻:14:30-15:00 事前説明(寺田智祐教授)
15:00-15:40 2グループで見学(案内: 寺田智祐教授、森田真也准教授)
15:40-16:00 質疑応答(寺田智祐教授、森田真也准教授)